本建物は多摩市内で10地区にゾーン分けされたコミュニティーエリアの9番目の地域交流拠点施設で、地域住民の待望のプロジェクトでした。
計画段階で住民より「気軽に立ち寄れ、それぞれが楽しめ、子供からお年寄りまで交流できる施設」という要望が示され、その回答として地域をひとつの家族ととらえた「街のリビングルーム」を創生するという新たなキーコンセプトを提示し、設計を進めました。
各諸室を繋ぐ中間領域は、広々とした解放感あふれた設えとしながらも、家具でゆるく仕切られた大小なコーナーに違った特色をもたせることで、地域住民がいつでも思い思いの時間を過ごすことができるようになっています。
地域の誰にとっても住宅におけるリビングルームのように居心地の良い施設を実現しました。
建 物 名 | 多摩市立和田東寺方コミュニティセンター「大栗川・かるがも館」 |
---|---|
所 在 地 | 東京都多摩市 |
用途地域 | 第一種中高層住居専用地域 |
用 途 | 地域コミュニティ施設 |
敷地面積 | 1,597.49㎡(483.2坪) |
建築面積 | 657.85㎡(199.0坪) |
延床面積 | 1,136.74㎡(343.9坪) |
構 造 | 鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造 |
階 数 | 地上2階建 |
建 蔽 率 | 許容 50%>41.18% |
容 積 率 | 許容 150%>70.50% |
竣工年月 | 2017年11月 |