夏の残暑が続く休日にトーハク(東京国立博物館)で開催された
内藤礼さん(瀬戸内海にある、豊島美術館の『母型』の作家さん)の
アート展が開催される!とのことで、行きました。
トーハクは、紀元前から近代にいたる
日本やアジアの文化財や美術品の宝庫ですが、
数年前より現代アート展の開催も行っているそうです。
(上野の国立西洋美術館も同様に
今までやったことがなかった現代アートの企画展を開催。
美術館や博物館もコロナ禍以降、新たな試みがなされています。)
博物館内の本館の特別室やラウンジ、
平成館の展示室を使ったインスタレーションで
博物館内の展示室を通って移動し鑑賞するスタイルで、
古の文化財・美術品を観つつ、
内藤礼さんの時空を超えた空間アートを鑑賞するという、
とても面白い企画展でした。
本館ラウンジに展示していた作品は
1938年竣工の渡辺仁設計の本館ラウンジの
モザイクタイルの床・壁の内装と合わせて鑑賞でき、
戦前の建築物のぜいたくな空間を体感する事も出来ました。
河野弥生