世間では寒波が騒がれていますが、普段何気なく使っている
水回りが夜のうちに凍って、朝に使えなくなると洗顔や歯磨き、
朝食の準備にやはり困ってしまいますし、何よりも給水管が
凍結の果てに破裂しては、復旧に頭を抱える事になります。
そう思うと、東北や北陸、北海道などいわゆる寒冷地と呼ばれる場所で
どのような対策をしているのか、気になる方もいらっしゃると思います。
対策の例としては、
・保温材(配管の断熱材)の仕様を温暖地よりも強化する
・配管を地中埋設する時、凍結深度よりも深い場所へ敷設する
・凍結防止ヒーターで温める
・水抜弁を活用する
・便器を寒冷地仕様とする
といった方法が有ります。
基本的には設計の段階で検討する事ですが、保温材については
家庭での応急処置として、使い古しのタオルを配管へ巻き付けたり、
メーターボックスの中へ、発泡スチロールを詰めておく、などを
水道局が紹介している事が有ります。
詳細が気になる方は、お住いの地域を管轄している水道局のウェブサイトを
チェックしてみると良いかも知れません。
ちなみに、メーターボックスとは例えば地中へ埋めて、水道使用量を
測定するメーターを収容する箱の事で、こんな雰囲気で地面から
顔を出しているアレです。共同住宅の場合は、この写真とは異なる事が
多々あります。
水落 琢也