運動不足解消の兼ねて、自宅から自転車で1時間程の所にある
「大栗川・かるがも館」を訪れました。
この施設は自分が設計・監理させて頂いた建物の中で
一般の人でも施設内に気軽に入ることができる数少ない建物です。
本施設は地域コミュニティー施設で
1階は雑誌・喫茶ラウンジ、学習図書コーナー、子育て支援室
2階は地域活動用の貸出諸室という構成の地上2階建です。
計画段階では1階を「街のリビングルーム」というコンセプトを立て
自宅と同じように思い思いに過ごすことができる場所を地域に提供し、
地域の人が自然に集まり、地域交流の基盤となる空間を目指しました。
建物が完成してしまうと一般利用施設でない限りは
仕事で関わった建物が実施にどのように利用されているか
じっくりと観察する機会はなかなかありません。
そこで何時でも様子を見に行くことできる本施設へ
実際にコンセプトどおりに利用されているか
運動不足解消も兼ねて、自転車で行ってみたという訳です。
結論から言うと手前みそになりますが
「街のリビングルーム」というコンセプト通りの
利用され方になっていたのかなと思います。
この日は休日だったこともあり、利用者もかなり多く
年齢層も子供からお年寄りまで様々の年代の方が利用されていました。
そして、 勉強・仕事・読書・おしゃべりと…
皆さん 自由に思い思いの時間を過ごされていました。
もちろん施設運営されている方々の努力もあると思いますが
地域交流に一役を担う施設を設計できたのかな…と感じることができました。
佐々木 剛