MALTA SEKKEI 株式会社マルタ設計

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配管の外装材

前回のブログでは綿布巻きを紹介しましたが、
今回はそれよりも古い工法を紹介します。

この写真は某中学校既存校舎の天井内のもので、SGP管(鋼管)に対して、
茶色の物体が巻き付けられています。

この茶色い物体の正体はジュート(麻の布)で、かつては鋼管の保温や
防露、防食で用いられていました。鋼管が水に触れない様にする場合は
防水用にアスファルトを浸透させたジュートを用いているので、見た目が
もっと黒いと思われます。(私自身は茶色のものしか見た事が有りません)

都市ガスでも、昭和50年頃までジュートで防食した鋼管を
新設していた様ですが、現在では経年劣化によるガス漏れのトラブルが
発生していますので、見かけたら用心しましょう。

水落 琢也

植栽

工事監理を行っている現場の外構工事に先立ち、
植える樹木を選定しに茨城県まで行きました。

緑化条例の基準を満たすように高さ等を確認すると共に
目立つ部分に植える樹木は樹形にも配慮し選定します。
植栽によって建物の印象も大きく変わるので
イメージ通りに完成すること願っています。

黒澤 誠

仮設資材

休日に久しぶりに銀座を散策した時に立ち寄った、アートギャラリー。

中に入ってみると工事用の建築資材(=仮設資材)を使った作品が展示されていました。

緑色のメッシュ状の養生シートで動線や展示スペースの区画をしていて、
ブルーシート、軍手、脚立や工事用照明器具を使って、
あっ!と驚く作品が創られていました。

“仮設資材”という素材によって
空間に統一感が醸しだされていたことに新鮮さを感じ、色々な気づきや、ワクワク感など、
こどものような気持ちでイロイロと感じ取ることが出来ました!

軍手で出来た”頭蓋骨”‼      
 (ちょっとキュート!)

               

                  

                 

          

                      

               河野弥生

足場が外れる時

何かとトラブルが多く、
長い時を要した現場の足場が外れました。

何度もサンプルを確認し、検討していたとしても
足場が外れ、外観が現れる瞬間は、とてもドキドキするものです。

本件は比較的下町の方に位置することもあり、和の趣を持たせつつ、
消防署のイメージとして赤系の色を外壁に取り入れました。

赤系の色は、茶色や灰色と組合わせることで
全体としては華美になりすぎないように配慮しています。

自分としては、ある程度狙い通りになったかなと思っています。

竣工まであともう少し、なんとか完走できるように
頑張るつもりです。

佐々木 剛

ダイバーシティ体験

竹芝にある「ダイアログ・ダイバーシティミュージアム 対話の森」で
「ダイアログ・イン・ザダーク」をご紹介します。

完全に光の無い100%の暗闇の中で白杖だけをもって、
視覚障がい者のスタッフの方々と様々な経験をすることができます。
どんなことをするかは、経験時の衝撃が半減するためここでは内緒です。

私は実際経験して、まず想像以上の100%の暗闇に驚きました。
本当に100%です!経験したことにより、
思いやりや我々が普段設計時に配慮していることが
いかに大切なことかしみじみとわかりました。

この経験はぜひ家族にも体験させたいと思っております。
みなさんも、ぜひ体験してみてください。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」で
検索していただくとすぐ見つけられます。

100%の暗闇なので、中の写真は無いんです(笑)

小西 信幸

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