給水管や給湯管、排水管、空調設備の冷温水管は、結露や凍結の防止や
熱損失を抑制する目的で、配管に対して保温材を被せます。
保温材や外装材は、目的や温度条件にあわせて様々な製品が有りますが、
今では新規に施工しなくなった(特定の用途では残っている)工法も有ります。
写真の外装材は綿布巻きと呼ばれる物で、現在よく見かける合成樹脂製カバーが
一般的になる前はよく用いられていました。
なお、綿布巻きは古い時代に施工されたものほど、保温材や、
エルボ(曲がっているところ)や弁で外装材を成型する材料に
アスベストが含まれている可能性が高くなるので、注意しましょう。
水落 琢也