先日、竣工した消防署が業務を開始しました。
当敷地は風致地区に指定されており、
通常より多くの緑地を設けることが条件でした。
ちなみに風致地区とは、都市の自然的景観を維持するよう
定められた地区のことです。
設計時には消防署としてのスペースを確保しながら、
必要な緑地を設けるのに大変苦労したのを覚えてます。
緑地を効率よく確保する為、緑地算定上で条件の良い
大きな単独木を施設の入口に2本植えました。
そして、地域で季節の訪れを感じらるように
春に白い花が満開になる「コブシ」を選定しました。
始めて迎える春
うまく花が咲いてくれたのか?
「コブシ」達が 心配になって、こっそり見に行ってみると、
ちゃんと可憐な白い花をたくさん咲かせていました。
「コブシ」は秋になると黄色く紅葉もします。
これから、消防署のシンボルとして
地域に季節の訪れを発信し続けられれば良いなと思っています。
佐々木 剛