マルタ設計では、BIM化を推進しています。
BIMとは、Building Information Modelingの略称で、
コンピューター上に現実と同じ建物の3次元モデル(BIMモデル)を再現して、
より良い建物づくりに活用していく仕組みです。
今まで設計作業に利用されてきた
CAD(Computer-aided Design)とは全く異なり、
設計から施工、維持管理に至るまでの
建築ライフサイクル全体で蓄積された情報を活用し、
業務効率化と建築デザインの革新につながる
画期的なワークフローでもあります。
建築設計の業界でも10年後には
多くの建物の設計作業がBIM化すると言われています。
しかしながらハード面においては動作環境上、
今までのCADとして利用してきたパソコンでは
正常に作動しない可能性があったり、
作業上でも今までと全く異なる操作やプロセスを踏むため、
社内的には大変な取り込みになっています。
マルタ設計としては、2016年よりBIM活用と環境整備に
取り組みが始まりましたが、
2020年までに技術系社員のすべてのパソコンを
BIM対応とすることを決めています。
発注者には、設計内容の可視化や建物情報の整合性確認などに
大変なメリットがあることを理解いただきながら、
今後BIM化の設計比率を高めていきます。
丸田潤