MALTA SEKKEI 株式会社マルタ設計

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ノートルダム大聖堂の火災

先週、フランスのノートルダム大聖堂が火災になり、
尖塔を含め屋根の3分2が焼けて大きな被害が発生しました。

火事直後にフランス大統領が復興に向けて動きだし、
パリ・オリンピックの開催される5年後に再建を目指すことを表明しました。

再建の為にすでに1000憶円を超える寄付が表明されており、
普通に考えれば莫大な資金が集まっているのですが、
そのすべてが芸術品であるノートルダム寺院の再建に
どれほどの費用が必要なのか、
1000憶円で十分なのか?想像もつきません。

また、現代のように正確な設計図がない時代の建物だと思うので、
再建には写真が頼りになるかと思いますが、
その解読や確認にも相当な時間が必要になることが想像されます。
全てが焼失したわけではないとは言え、
5年以内の再建もかなり難しいのではと思ってしまいます。

幸いにも数年前ゲームの中で精巧な3DCGが作成されていたということで
再建に役立つのではないか?というニュースも流れていましたが、
果たしてどうなるのでしょうか

ノートルダム大聖堂は、ゴシック様式の代表的な建物で、
若い頃、私も勉強の為、見にいき、
ゴッシク建築の素晴らしさに感動したのを覚えています。

ちなみに下の絵はその時に描いたスケッチです。

いつの日か、またあの素晴らしノートルダム大聖堂が見られることを願いつつ、
今後もその動向を見守って行きたいと思います。

佐々木 剛

新元号の発表

本日、新元号「令和」が発表されました。
5月1日より、元号が「平成」から「令和」に変わります。

万葉集からの出典のようで、これまで中国古典から元号が選ばれていましたが
国書からの出典は初めてとの事。

「令和」に込められた意味を想い、
新しい時代を良い時代にしていきたいと思います。


渡辺 和美

新国立競技場 工事中

千駄ヶ谷へ行く用事があったので工事中の新国立競技場を見てきました。

完成するのは今年の11月ということですが外観はほぼ完成図と同じ姿を現しています。

当初、コンペによりザハ・ハディット氏の案が選ばれたものの、工事費の肥大の問題に端を発し、個性的すぎるデザインへも批判が高まって中止となり再度、コンペのやり直しにより隈研吾氏の設計になった訳ですがかなり個性的なデザインであった、ザハ氏の案が採用されていればどんなだっただろうと・・・想像してしまいます。

非常にデザイン的にも批判が多かったことは承知していますが自国で行われる夏季オリンピックは56年ぶりの大イベントであることを考えるとあれは、あれで良かったのではないかと・・


名建築となった前回の東京オリンピックで建てられた丹下健三氏設計の国立代々木競技場もデザインとしてはかなり個性的で、当時は批判も多かったようですが、その個性があるからこそ現在、その時代の象徴となって大きな存在感を示してくれているのではないかと感じるからです。

何はともあれ、最近のニュースも含めてゴタゴタの多い、2020年の東京オリンピックですが今はすべての人の記憶に残る素晴らしい大会になることを願わずにはいられません。

佐々木 剛

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